1、夏野菜を早く食べる


2、トウモロコシのコツ

初めてのスキーに自宅からスキー靴をはいて出かけ、大変恥ずかしい思いをしたことがあります。

野菜づくりもしかり、皆さん結構大胆な失敗をされています。穴を掘ってダイコンの種をまく、アスパラの苗を天地逆に植える、キュウリの接木苗からカボチャがなった、苗の根元に肥料を山のようにまいた。収穫しているインゲンやイチゴにアブラムシが付いたので、根元にオルトラン(顆粒状の殺虫剤)をまいてしまった(これが毒イチゴ)。などなど。

ドミタスを始めて7年目になりますが、初心者の方々向けに【失敗しない野菜づくり】を書いてみたいと思います。


1、夏野菜を早く食べる

【早いことはいいことだ!】

菜園では人より早く収穫できるほど楽しいものはない?菜園では複数の人が野菜づくりを楽しんでいるので、自分の野菜だけではなく仲間の出来栄えも大変気になります。出来栄えよりもっと気になるのは収穫時期です。『自分のキュウリはまだ花が咲いたばかりなのに、誰かさんはもう収穫した。』という、お話はいつものことです。
畑で一番に挑戦しませんか。これを見たら皆同じになるかな?

【4月初旬の苗をトンネルで】
夏野菜の植え時は5月の連休あたりが適期といわれますが、近頃は4月初めには苗を売っています。この苗を防寒対策をしないで植えると、遅霜にやられ枯れてしまうことがあります。
まず3月中に堆肥・元肥・苦土石灰を入れ、耕運機で耕し畝作りを終えておきます。4月初めに苗を手当てし植えます(当然ポリマルチをします)。苗の防寒はビニールトンネルで行います。ビニールの内側に不織布(パオパオなど)をかけ、二重にする手もあります。トンネルは風除けにもなり、苗が倒れないので棒なども不要です。これで、完了です。5月の連休頃にはキユウリなどは小さな実を着けています。あと2週間もすれば収穫となります。


あとは、適宜水遣り、病害虫のチャックをしているだけです。野菜の種類にもよりますが5月中旬にトンネルを取り外し支柱を立てとめます。大きくなったトマトの苗は倒れて寝ることがありますが、トンネルをはずしたとき起こせば大丈夫です。


【トウモロコシにも応用】
この方法はトウモロコシにも応用できます。トウモロコシではポリマルチに穴を開け種をまき、その上に不織布をベタがけし、トンネルで覆います。芽が数センチ伸びたら不織布ははずします。苗が伸びて葉がトンネルにぶつかるようになったら、トンネルをはずします。トンネルは高くしたほうが長期間(といっても1週間くらいの差)かけられます。種まきは3月末から4月初めには可能です。遅くても7月中旬には食べられます。

5月中頃撮影(3月末種まき)

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2、トウモロコシのコツ

【チビでヤセでムシだらけ】
絵袋(種の入っている袋)を見て、スーパーで売っているようなトウモロコシが簡単にできるのと思い作り始めると【チビでヤセでその上虫だらけ】のトウモロコシが収穫できます。
農家の畑のトウモロコシは茎の丈が2m近くあります。でもビギナーの畑のは1〜1.3mくらいで成長が止まってしまいます。実の太さ長さはスーパーにあるやつのおおよそ6割。おまけに皮をむくとそこには蛾の幼虫が何匹もいて、美味しいところは試食済み。
もうトウモロコシはやらないと、あきらめる方も多いです。

【トウモロコシは肥料喰い】
参考書にも肥料をたっぷりやるようにとは書いてありますが、たっぷりってどのくらい?
丈が2m近くにもなるトウモロコシの茎。太さは根元で3センチ近くあります。実はともかく、これだけの大きさになるには栄養がいっぱい必要です。肥料が不足すると途中で成長が止まり、穂がでてきてしまいます。これではスイートコーンではなくサラダに添えるヤングコーンになってしまいます。

まずは元肥をたっぷりやりましょう。堆肥もいっぱい、配合肥料もいっぱい(長さ4mくらいの畝で小生は3リットルくらい)、そして耕運機でしっかり耕います。成長過程で肥料が不足してくると、葉の色が薄くなります。こうならない前に、マルチの両端を剥がして畝の肩口に配合肥料を施します。

近くで野菜づくりに励む87歳の千野さんから教えてもらいました。
『畑は道楽だ。道楽には金がかかるもんだ、堆肥だって、肥料だってケチったらろくなものはできない』

【種まきは2回に分けて】
畝は種を播く前に準備しておき、できれば雨が降ったあとにマルチをかけたいですね。
苗を植えるより直播の方が成長がいいようです。前の晩水に浸した(当地ではフヤカスといいます)種をマルチの穴に4粒づつ播き土をかけ上から押します。4月中なら不織布(パオパオなど)をベタがけし、ビニールのトンネルをかけます。トンネルの高さは高いほうが時間をかせげます(取り外すまでの時間が長くとれます)。

1畝に2列で種を播きますが、一度に播かないことです。長さ4mの畝の場合30cm間隔で13本、2列で26本。収穫期間はほぼ1週間ですから、食べ切れません。畝の長さの半分に播き、10日ほどして残りを播けばゆっくり味わいながら食べられます。注意:くれぐれも畝の長さの半分、2列に播いてください。

発芽後1本に間引きすると参考書には書いてありますが、2本立ちでも大丈夫です。この場合、穴の間隔を少し広めにしましょう。

【無農薬は無理】
トウモロコシは蛾が大敵です。雄穂から幼虫が茎に入り、やがて実の中でトウモロコシを食べて成長します。蛾が付かないようにネットをかけ対策をしている方もいますが、丈が2mもあるので全部を覆い尽くせないみたいです。
食べられはじめ。時間がたつと茎が折れます。
雄穂が出るとき、頂上部分に顆粒状の農薬をパラパラまきます。この頃の葉は上を向いているので付け根から茎に吸収されます。葉が横に広がってからでは効果ありません。トウモロコシ用の農薬といえばわかります。農協では商品名デナポンを1kg入りの袋で1000ほどで売っています。このムシは時期が遅くなると多く出るみたいです。

【収穫は早朝に】
夜の間に実に蓄えられた栄養分は、昼になると木(幹や葉)の成長のために出て行くそうです。美味しいトウモロコシを食べるには朝のうちに収穫しましょう。そしてすぐに調理しましょう。湯を沸かす暇がなかったら、電子レンジで2・3分間チンしておきましょう。

食べきれないようでしたら、包丁で種を削り取ってスープの材料にも。

【風対策もぬかりなく】
トウモロコシは根が浅いので、風で倒れることがあります。倒れたのを起こすかそのままにしておくか議論があるようですが、倒れる前に支柱でしっかり対策しましょう。
まず太目の支柱を1m間隔で畝の外側にしっかり土中に挿します。支柱の間を紐で畝を一回りするように結びます。初めは地面から50cmほど、あと成長に合わせ上のほうに増やしてゆきます。
上から見ると畝の周りを一回りしているように見えます。次に50cm間隔で紐と紐を新たしい紐で結びます。こうすることで畝に対して縦方向に倒れるのを防ぐことができます。




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